今日も、顔色の悪い鳥のように

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ものかき・佐々原史緒の日々の暮らし
by shio_diary
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え、9月?
2011年 09月 01日 |
「なんだか色々せっせとやっている割には成果があがらなくって、気がつけば夏終わってんだから驚いちゃうよねー」とかなんとか、小学生の頃言ってた気がします佐々原です。
 うん、そう。同じこと今でも言ってんだ、俺……。

 それはそうと。
 明日9/2、FB onlineにホラー短編が掲載されまーす。
 他の方の作品をざっと拝見するに、みなさま「世にも奇妙な物語」みたいな感じなのに、あたいだけ「本当にあった怖い話」のようで場違い感を醸し出してるかもしれないです……い、依頼が来たときは「ライトホラー」のライトのとこなかったんだ! 普通にホラー書けばええんですねって思ったんだ!  思ったんだー!

 とにもかくにも、「彼女はそこにいる」、よろしければご笑覧下さいませ~。

 それと、うっかりタイミングを逸した6月と7月の九州旅行記……メモ書き程度ですがいちおう書いてあったりします。
 以下にこっそり載せておきますので、よろしかったらご覧になって下さいましね。






・九州にいってきました。博多・佐賀編

・「おーい、あんた、ボヤボヤしてるとマイルが今年6月末で半分使えなくなってまうで」とJALがおっしゃったので、6月中にどっかいこうと決めて探しましたところ、磐田vs福岡戦が6月末に。
・しかもちょうどいいことに、佐々原さん佐賀関連のお話を書こうとしていた矢先。関東ではなかなか手に入らない資料が地元にはうなってるらしいぜ!ということで、福岡のお隣の佐賀にも足を延ばすことにしました。
・福岡のこと@サッカー関連のあれこれはもう一つのブログでいずれの時に書くことにして(た、たぶん)、佐賀のことをちょこっと書いておくことにいたします。
・初日は福岡に宿泊。翌日、佐賀へ移動。「よーし、頑張って早起きしてあちこち巡るぞー」と思っていたのに、携帯電話が突如使えなくなるというトラブルが発生。ちょ、帰りの飛行機とかの情報も全部携帯に入れっぱなんですけれど!
・福岡市内のソフトバンクですったもんだしたせいで、佐賀についたのは午後になってからでした。とほほ。
・福岡ー佐賀間は特急つばめつーのに乗ったのですが、この電車ったら自由席ですら革張り仕様という豪華さ。一瞬、指定席かグリーン車両に迷い込んだのかと思った。JR九州すげえ。終点まで乗りたかった……
・全旅程台風で大雨の予報が出ていたにも拘わらず、佐賀駅前は薄曇り。泊まったホテルが自転車の無料レンタルをしていたので、さっそく一台借りて表へ飛び出す。
・空の機嫌を伺いつつ市内を疾走。佐賀は平坦な土地柄で、自転車で走るのになんの苦もございませんでした。ただ、観光案内所でもらった地図がすっげえ判りにくくいのと、観光地然としていない=看板とか少なめで、右往左往で半泣きに。道を訊ねようにも、ものっそい強風のため人っ子ひとり通らないし……。
・けっこうなタイムロスを繰り返し、次はバスで三〇分の市の端っこにある資料館へ。このバスが一時間に一本なので、ちょう緊張しました。
・降りた先は絵に描いたような田園風景。広がる水田、まばらな人家、あちこちにわだかまる木々……って、あれ? これ、埼玉の奥地あたりにそっくりじゃね?
・そして、その資料館で自分が大ドジを踏んでいたことが判明。旅程初日一度の来館では間に合わず、最終日に再び訪れることに……それのせいで資料館の職員さんにたいへんなご迷惑をおかけしてしまいました。しにたい。
・けれど、その往復の最中にいいものを見られました。勝ちガラスことカササギ! 鍋島直茂が朝鮮出兵のときに連れかえってきたという、由緒正しいお鳥さまです。止まってたのがぼろっちい物置の上ってのがアレでしたが、そんなロケーションを押し退ける優美さで見とれてしまいました。やったー、おれ、これで勝つる!
・あと、南関東ではほとんど見ることのできない風情ある小川がいっぱい。岸が草むらなの。水の際まで植物でぎっしりなの。うちの近所だとどんなちっさい川も護岸工事されちゃってて、「岸」=コンクリが普通ですからのう。珍しくて飽かず眺めているわたくしを、たまーに通りかかる人が不信げに眺めているという妙な構図ができあがっておったです。
・この日のお昼ご飯は、佐賀名物シシリアンライス。ご飯の上にサラダと細切れ牛肉が乗っているというものです。美味いです。夕飯は疲れはててどこにもいきたくなかったんで、ホテルで島原そうめん@ファミリーマートでしたが。
・二日目はまたも早朝に起きだして、藩祖・鍋島直茂と幕末の名君・鍋島直正が奉られた神社へ。天下の焼き物国だけあって、あちこちで伊万里焼無双。石畳のアクセントはもちろん、灯籠やお社まで豪華伊万里焼!
・しかし、神社そのものは俗化されておらず、とてもいいムードです。直茂公の神社には龍造寺の紋も一緒に並んでいたりして、ちとしみじみ。
・その横にある資料館もちっちゃいけれども、いい感じでございました。鍋島直茂・勝茂親子が「よーし、スーパー佐賀城建てちゃおうぜ!」とはりきってたところ、幕府に「もう戦国時代終わったからでっかい城とかいらないよね」って横槍入れられて、計画頓挫。先に作っちゃった堀だけがスーパー級で残ったというのが泣ける……
・そんな鍋島さんが好き。
・とかいってたら、台風が今度こそ直撃。たちまち容赦ない大雨に。熊本住まいの友人が車で会いに来てくれたので、隣の柳川市に。ここは、戦国最強武将にも拘わらず、いま一つ扱いよくない立花宗茂の領地です。
・最近、戦国BASARAとか戦国無双などで知名度あがってきたけど……大河ドラマの主役にならないのが不思議っちゅーほどなのになー(ヒント:最大の見せ場が朝鮮出兵)。
・そのご子孫さまが経営している旅館へ。旅館つーても、元は大名の別荘地。でっかい洋館と和風の屋敷、それに資料館まであったりします。立花道雪の雷切と高橋紹運の長光が展示されてなくてがっかりでしたが、宗茂の甲冑見られたからいいんだ。羽がふわふわしていてかっこ可愛いんだ。
・その後、佐賀へ戻り佐賀城趾の歴史資料館へ。昔の本丸を再現したものだそうです。襖とか欄間が無地でシンプルシックだわあと思ったら、「江戸時代に燃えちゃったせいで、元の柄が判んないだよね。だからなんも描かなかったー」とのこと……想像で無理矢理彩色しないところに県民性を感じました。よそだったら、「まあこんな感じだろ」って塗っちゃうよな、たぶん。
・そんな佐賀県民が好き。
・この頃には早足で台風が駆け抜けていった後だったので、友達と別れてまたもチャリで繰り出す。
・鍋島&龍造寺代々の墓を移築して弔っているつー、高台寺へ。地図で見ると近そうだったのに、実際走るとけっこうな距離があって辿り着いた頃はささはらさんすっかりへろへろに……ギアもなにもねえママチャリだし。しょせん、マシンの差が実力の差だよ!
・しかし、そんな苦労をした甲斐があった、いい風情あるお寺でした。ただ、あれだ。俗化されてないのはいいんですけれども、天下の名将のお墓の周りぐらい手入れしといてくださいお願いします。梅の枝とか蜘蛛の巣かきわけながら進むのたいへんだったん……
・つーか、わたくしの中では佐賀といったら日峯さんなんですが、地元的にはちょっと違うらしい? 江藤新平とか大隈重信が先にくるのかしら……
・この日はどうしても佐賀の魚と名酒にありつきたかったので、居酒屋に特攻。一人で飲んだくれました。九州といえば焼酎のイメージですが、佐賀は米どころなのでいい日本酒も多いんだそうな。日本酒党としては嬉しい限りでした。
・三日目は先の資料館ののち佐賀図書館に籠もり、それから博物館を冷やかしました。
・途中、佐賀県庁最上階にあるレストランで昼食をとったのですが、ここが素晴らしかった。ご飯もサービスもよかったですが、眺めが最高。平坦な土地だけあって、晴れさえすれば遙か長崎の方まで見通せます。ここでようやくまともに海見たよ! 九州上陸して初めてだよ!
・あちこちアクティブに頑張ったつもりでしたが、雨に祟られたせいもあってまだまだ見たりないところが残りました。佐賀の人はどなたも謙虚で、資料館でホテルでレストランで居酒屋で「えっ、佐賀に二泊もしてるの? 別に見るところないでしょう?」とおっしゃいます。しかし、この地元下げを真に受けるとわたくしのような目に遭います。取材が一通り終わったら古墳公園いこうと思ってたのに、ぜんぜん無理でした。伊万里とか唐津とか呼子とかもいってみたかったわあ。
・あと、特急で通りかかった新鳥栖駅……「サガン鳥栖のスタジアムは日本で一番駅に近い」って言われてますが、まじ近かった。ほんと改札出たらすぐって勢いでドーンとあった。いつかあそこでサッカー観戦もしたいですのう。



・九州いってきました。鹿児島・屋久島編

・そもそもは母が「母娘旅行したい。海外いきたい」と言い出したのですよ。日頃、親孝行とは無縁な娘としては、素直に「はい」と返答するしかないわけですよ。行き先はイタリアかベトナムだそうです。
・しかし、いつの間にか父が主導権握って屋久島へいくことになってた。しかも、まる一日山道を歩く計画になっていた。
・なにが起こったのかわけがわからないよ!
・我が父は免許も金も語学力もあるくせに、「自由旅行とかめんどい」と、どこでもツアーのものぐさ三太郎。なので、今回も某大手旅行代理店にお世話になりました。
・送られてきた旅程表を見てさっそく一騒ぎ。行きのエアが全日空です。がってーむ!
・「全日空はいやだって、一生乗りたくないって言ってるじゃないですかぁぁぁぁ!」と訴えるも虚しく、朝一番の鹿児島いきの全日空に乗せられました。どうして全日空がいやか不思議な方は、「横浜フリューゲルス」「全日空」でググってくだされ……。
・そんなこんなで鹿児島に辿り着きました。修学旅行以来です。
・高校生の頃は特に九州史に興味がなかったので、「さくらじまがけむりをふいててすごかったです」「ほてるのばいてんでみずかとおもってのんだえきたいが、めっちゃしょうちゅうでした」とかそんな程度の記憶しかないのですが、いまは違います。
・たぶんツアーの大部分の方は鹿児島は屋久島のついでなんでしょうが、わたくしだけが「島津・島津・島津! ああああもう、俺だけここ置いてってっ」状態。案内された仙厳園のレストラン、歓談しつつ昼食をいただく方々の中、ひとり五分で飯をかっこみ、併設されている資料館に飛び込んでミュージアムショップで資料を漁っていたっつー。
・亀寿の石とか義弘の猫神社も見たかった……
・後ろ髪引かれながら、ジェットフォイル「トッピー」に乗り込みました。ホバークラフト初体験! シートの具合といい揺れ方といい、飛行機そっくりです。
・たちまち小さくなっていく鹿児島本土を涙で振り返りながら、二時間弱で屋久島へ。
・屋久島の海近くの気温は関東とさほど違わないのですが、湿気が段違いです。たちまち曇るサングラスにカメラのレンズ。すげえ。
・ガジュマルの林をそぞろ歩き、着くなりお土産買い揃えたりして、初日は終了。海を臨むホテルにお泊まりです。夕日が綺麗でした。あと、庭に鹿の親子がふつーに歩いてて驚いた。
・翌日は白谷雲水峡 にてトレッキング。ジブリ作品の各種モデルになったところで、かつては「もののけ姫の森」と名乗っておったのだそうですが、いまはそう書いちゃいかんらしいです。はい、大人の事情大人の事情。
・別に一般人が勝手に地図持って分け行ってもいいらしいのですが、わたくしが断固拒否。オプショナル扱いでエコツアー参加させてもらいました。結果、父母わたくしと千葉の娘さん二人の5人組+ガイドさんで出発。
・ガールスカウトの合宿でプチ遭難しかかり、鉈握って道なき道を切り開いて進んだり、崖を死にものぐるいで降りたりした結果、「結局、人間が愛する自然は人間に都合のいい自然だけ」「俺はもういいよ! 命がけで自然愛する資格ねえもん!」となったわたくし、以来、めっきりシチー派インドア派に転向。
・なので、ホントなんでこんなとこいるのか意味判らなかったです。標高差190メートルの5.5キロ踏破しろとか、家の近所をウロついているのとゴール裏でチャントするのが精一杯の身には無理に決まってんだろ!
・だが、還暦過ぎの両親はわたくしよりよほど鍛えているため、自信満々です。週に2度テニスして、ヨガと太極拳してんもんな。お犬さまが健在だった頃は、日に三キロ以上は歩いてたもんな……しかも、あのアップダウンきっつい横浜でよ……。
・そんなこんなで半ば涙目でスタートしたトレッキングだったのですが、始めてみたら昔とった杵柄が速やかに発動。あたいまだまだやれる!とばかりに歩けたし、楽しかったです。
・景色は美しく、屋久島名物の大雨にはちょこっとしか降られず、ガイドさんの話はおもしろく、千葉の娘さんたちは可愛くも親切だしで、総じてものすごく運がよかった様子。
・「もののけ姫のうんぬん」という場所まで進めば、そこは本当に別世界。緑の苔と清浄な空気の異空間です。まあ、自分を含めてそのへんに観光客わんさかいましたが。
・しかし、あれだ。ヤックルさんまじ足腰丈夫。あのがったがたの岩場を成人男子乗っけてでかい猪の追撃を交わしてたんだから、ヤギ科すごいマジすごい。
・実は、このコースは通常5時間ちょいで巡るそうなんですが、我々が山から下りてきたのは7時間後でした。どんだけてれんてれん歩いてたのか……それでも翌日は太股が痛くて膝がくがくしてましたがな!
・しかし、山の中、湧き水で飲んだコーヒーはおいしかったこと。道に迷わず、かつ、のんびりと進んでいいのなら、またこういうツアーに参加してもいいわぁとか思ったぐらいです。問題は一緒にいってくれる相手が一人も思いつかんことですかな。わたくしの友達インドア派ばっかだよ!
・夜、すっかり晴れ渡っていたので、一人でちょっと庭へ出てみました。町の明かりが近いというのに、星がそれはもうどっさり見られました。天の川らしき霞がかかり、流れ星まで。わたくしは本当に運がいい。
・で、翌日はもう最終日です。いつも自由旅行でのたのたしてるので、団体旅行のペースの早さにはびっくりだわよ……。
・朝もはよからホテルを出て、大川の滝を見学、紀元杉を眺めてのち、自然博物館でお勉強。それから、またも高速船に揺られて屋久島とはお別れ。
・次くるときは、一度も間近でお目にかかれなかった波打ち際にいきたいです。カヌーとかも乗りたいです。
・飛行機の時間まで城山公園から桜島を見渡し、焼酎工場を冷やかして、鹿児島ともお別れです。ああああ、俺だけけここに置いてってぇぇぇ!
・九州新幹線も開通したことですし、次は細川家の熊本、大友宗麟ちの大分なんかにも行ってみたい。大分なんて、日韓W杯のとき博多からスタジアム直行バス行って帰ってきただけだしなー。市街地ちゃんと降りて鳥天食べたいなー。
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by shio_diary | 2011-09-01 02:22 | 業務連絡 |
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