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ものかき・佐々原史緒の日々の暮らし
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明治座「大川わたり」観劇(ややネタバレ)
2008年 09月 10日 |
 かつて、こんな怪談が流行りました。
 とある番号に真夜中電話をすると、くぐもった声で「はい、こちら冥土です」と出る。しかし、その言葉を最後まで聞いてしまった者は例外なく呪われる。だから、相手が「めい」とか言ってる間に受話器を置かなくてはならない。
 しかし、ある日、剛の者が昼間その番号へと電話をかけてみた。数度のコールのあと、夜とはまったく違うトーンの声の女が出て言った-----「はい、こちら明治座です」

 とかなんとか言う、昭和の懐かしい話を思い出しつつ行ってきましたよ、明治座に。

 呪われたわけじゃもちろんないのでしょうが、往路でいきなりトラブル発生。かつてゴジラの表皮よか丈夫と言われたわたくしの肌は、ここのところ敏感肌にチェンジしてしまい、その日着ていった麻の服にいきなりかぶれたのでございます。
 「ちょ、背中かゆっ。つか、痛っ!」と、電車の中で一人もだえるわたくし。
 慌てて途中下車し、馴染みのお店に転がり込んで「服を所望する! ハリアップ!」と叫ぶハメに。商売上手なお店のおねーさんに何故かベルトまで買わされて、なんとか開場時間ぴったりに飛び込んだですよ。

 「明治座にいくのなら、名物の西京漬け弁当を食べなくては」と売店いったら、もう残り3つほどでした。ええっ、瞬殺!? どんだけ人気あるの!? さすがそれだけあってすっごい美味しかったですが。

 ちなみに演目は、「大川わたり」。
 時代小説の第一人者・山本一心氏の名作です。主演は毎度お馴染み筒井道隆氏です。
 あらすじを確認したところ、主人公の死亡フラグがものすげー勢いで立っていたので、「きっと血で血を洗う話になるんだ。わー」と色々覚悟完了で臨みました。が、意外にハートフルでほっとしました。江戸人情話、江戸人情話だったらっ。
 お目当ての筒井氏は相変わらず、味ある演技でした。悪役の松村雄基がものっすごい髷が似合ってて色ぽっかったです。あと、賭場の親分役の渡辺哲さんがユーモラスで素敵。

 一時間ごとに30分の休憩があるというスタイルだったので、お弁当食べたり喫茶室でお茶飲んだり。ロビーにはおみやげ売り場やお菓子売り場がわんさかあったり、何故かブティックがあったりして、他の劇場とは一風変わっていて楽しかったです。所在なくウロウロしていたら、お煎餅売り場の店員さんに「もしかして初明治座ですか?」「よかったら、これどうぞ」とお煎餅をいただいてしまいました。ありがとうございます。しかし、一目で見抜かれるとはどんだけ挙動不審だったんでしょうか、自分~。
 いつも見ているお芝居に比べてチケット代が立派なのですが、きっとこういう楽しみもコミでの価格なんでしょうね。のんびりまったりのよい一時でございました。
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by shio_diary | 2008-09-10 23:22 | 日記 |
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