今日も、顔色の悪い鳥のように

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ものかき・佐々原史緒の日々の暮らし
by shio_diary
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コスモス闘争
2008年 10月 21日 |
 わたくしは多摩川を見下ろす丘に生まれ育ったせいか、いつでもどこでも川の近くに住みたがります。
 いまの仕事場の近くにも、やっぱり川があります。夕陽が美しい小川で、その河原沿いの道には、いつも花が植えられています。春には春の、夏には夏の、そして今のシーズンにはオレンジ色のコスモス。

 今日、買い物に出たところ、そのコスモスをざっしゅざっしゅ切ってるおじさんが。「あの、そのコスモス、捨てちゃうんなら下さい。家に飾りたいので」と言ってみましたところ、快く許可して下さいました。
 服装雰囲気からして市に委託された園芸業者の方かなーと思ったのですが、実はご近所にお住まいの方。ここの花も、市の許可を得て個人で種を蒔いたり苗を植えたりして整えているんだそうです。
  「それはありがとうございます。楽しませてもらってます。あそこの八重の萩とか芙蓉とかすごく綺麗ですよね」と申しましたところ、すごく喜んで下さいまして。
 「珍しい株だから持ってきたんだけど、判ってくれる人少ないんだ」「このコスモスも車が通るときに見通しが悪いから切れって、誰かが市に通報したとかでさー」、と。 
  見通しが悪いつーたかて道にちょっろっとかかってるかかかってないか。立派に車でもトラックでも通れそうなもんなので驚いたんですが、事実だそうな。
  「この花の盛りはあと三日あるかないか。それぐらい見逃してくれてもいい気がするけどねえ。お役所から指導くらっちゃ仕方がないよねえ」と、おじさん淋しげ。
 「春に菜の花植えたときも、匂いが気になるとか怒られたんだよねえ」「直接言ってくれれば、どういう花がいいのかってその人たちと相談できるんだけれど、役所にすぐ通報だからコミュニケーション取りようもなくて」
 
 せめて、うちで最後のお仕事をしてもらいますね、と、たくさん貰ってきました。色々ある世の中だから即通報っていうのも判りますが、なんか切なかったです。
 花のあるこの河原は本当に綺麗で、それを一人で全部整えていたなんて、頭が下がります。このおじさんが花を植えることを止めてしまわないといいんですがのー。
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by shio_diary | 2008-10-21 01:15 | 日記 |
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